Windows 7 や Vista の時計は、インターネットのタイムサーバ (NTP) と同期することで、一定間隔で自動補正されるようになっています。
ですが、標準ではこの間隔が 1週間と長い為、PCによっては時刻の誤差が大きくなる場合があります。
自動同期間隔の調整は、設定等では出来ないようになっていますが、じつは 1箇所レジストリを書き換える事で比較的簡単に調整できます。
同期間隔の設定方法
調整手順は下記の通りです。
※レジストリエディタが何をするものかが解っている方を対象に書いています。
レジストリの編集を誤ると Windows の動作に問題が生じる可能性があり、その場合でも当方は責任を負えませんので、くれぐれもご注意ください。
- レジストリエディタ (
regedit.exe
) を起動 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient
を開くSpecialPollInterval
を開き、10進数で同期間隔(秒)を入力する。12時間毎の場合、43200
。
もしSpecialPollInterval
が無ければ、DWORD 値で新たに作成する。- タスクバーの時計(またはスタートメニューの 設定>コントロールパネル)から「日付と時刻」の設定を開く。
- インターネット時刻のタブにある「設定の変更」を開き、「今すぐ更新」を押し、OK。
この作業で「インターネット時刻」のタブにある「次回の同期」が設定した時間後になっていれば設定成功です。
適切な値にする
同期間隔は小さい数値を設定するとタイムサーバに過剰な負担を強いる事になりますので、最低でも 20000
以上程度に設定しましょう。
なお、正確な時刻と Windows の時計がどの程度ずれているかは下記のサイトで確認できます。