シンプルで軽量かつ高機能なエディタ Mery をインストールしてみます。
Mery の特長
- 高速起動。サクラエディタと遜色ないレベル。
- 省メモリ。概ね 10~20MB 程度。
- UTF-8, Unicode に対応。絵文字も使える。
- Monokai などの今風のテーマがデフォルトで入っている。
- HTML, CSS, JavaScript, Python, PHP などのシンタックスハイライト (編集モード) 設定。
- プラグイン、マクロ機能あり。
- 複数表示はタブ形式、複数ウィンドウ形式を選択可能。
インストール
安定版は窓の杜または Vectorから、最新βは公式サイトからダウンロードできます。
対応 OS は、Windows 10, 8, 7, Vista, XP (32ビット, 64ビット) です。
ここでは 64bit の ZIP版を入れてみます。
- ZIP版をダウンロードして任意のフォルダに解凍。
- Mery.exe のショートカットを作って起動。
初期設定なども特に必要なく、そのまま動きます。
なお、アップデートやアンインストールについては ダウンロード - MeryWiki をご覧ください。
関連付け
テキストファイルなどの関連付けはエクスプローラの右クリック「プログラムから開く>別のプログラムを選択
」から、その他のアプリを選択して別のアプリを探すか、公式のMery 関連付けに書かれている方法で行いましょう。
カラーの絵文字
ツール>オプション>「表示」タブ
の右下にある「詳細」ボタンを押して DirectWriteを有効にする
及び カラーフォントを有効にする
にチェックを入れると、絵文字をカラー表示できます。
Mery の用途
テキストはもちろん、Markdownや簡単なスクリプトの修正を行いたい時に、即座に編集できる。
VSCode や Sublime Text などの高機能エディタは起動がやや重いので、それらの起動が面倒なときに大変便利です。
少し不便な点
基本的にはかなり使いやすいのですが、いくつか不便に感じる点もあります。
個人的な感想ではありますが、気になった点を挙げます。
- Sublime Text のショートカットキー、現在選択行の上下移動
Ctrl+Shift+↑↓
に相当する機能がない。これはコード修正の際によく使うので、是非欲しい。 - Markdown のシンタックスハイライトが入ってない。但し、公式の構文ファイルにリンクがあるので比較的簡単に設定できる。
- シンタックスハイライトの設定機能がたぶん若干弱い。あまり凝った指定はできないので、文章形式によっては充分に対応しきれない。