IFTTT でアプリの通知をトリガーにしても、上手く動作しないことがあります。
キーワードの指定は間違ってないはずなのに通知が無視されてしまうときは、キーワードの指定方法に問題があるかもしれません。
アプリ通知をトリガーにする方法
まず、基本のおさらいをしておきます。
Android アプリの通知をトリガーにしたいときは、下記の手順でアプレットを作成します。
- IFTTT アプリを起動し、下段の
⊕
マーク(作成する)から新規アプレットの作成を開始。 If This
の「追加する」からAndroid Device
を選ぶ。- 続いて
Notification received from a specific app
を選ぶ。 App name
にアプリ名を入力。Filter by notification keyword
に通知文の中にある任意のキーワードを入力。- 「続ける」を押して
Then
の「追加する」から実行したい任意のアクションをセットする。
以上で、通知をトリガーとして任意のアクションを自動実行できます。
キーワードの判定は単語単位
アプリ通知文をトリガーの条件にするとき、キーワードは単語単位で指定します。
英文などの各単語は、アプリ通知に記載されている通りに記入しなければなりません。
また、いわゆる「部分一致」は無いので、単語の一部だけで一致させることはできません。
例えばトリガー条件のキーワードに reply
と設定した場合、通知内容に replying
と書かれていても一致しません。
従って、単語の語形変化にも気をつけて表記の通りに記入する必要があります。
日本語の場合は
キーワードには日本語などの全角の文字列を指定することもできますが、日本語の場合は単語単位の判定ができません。
日本語は単語で分かち書きする(スペースで区切る)言語ではないので、一般的にも単語単位の判定は非常に困難です。
その為、日本語の文の場合には、改行や半角スペース、半角記号が入るまでの繋がっている文字列全体をキーワードとして指定する必要があります。
また、未検証ですが、全角文字と半角文字の境界までが単語と見なされるかもしれません (境界までで部分一致できるかもしれません)。
いずれにせよ、全角文字列の一部分だけをキーワードとすることはできず、IFTTT が単語の境界と見なす部分までを指定する必要があります。
それ以外だとキーワードは通知内容と一致せず、結果的に通知が無視されてしまいます。
設定例
例えば、通知文が「80%まで充電しました」のときは、%記号より後ろの「まで充電しました」をキーワードにしてトリガーを起動できます。
しかし、設定したキーワードが「充電しました」だと、これは通知文の全角文字列の全体と一致しないので、意図通りに動作しません。