FXは危険で儲からないのか?

2008/08/07

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サブプライム以前の円安ドル高で「誰でも儲かる」時代は過ぎ去り、うま味の薄れた感があるFXですが、最近は銀行などの大手金融機関もサービスを開始しており、FX専業なら手数料無料が当たり前、ドル円スプレッドは2銭前後、0~1銭のところも出てくるなど、取引し易い環境が整って来ています。

FXには何かと危険性の高そうなイメージが有るかもしれませんが、株式等と比べて特別危険度が高いかというとそういうわけでもありません。
実際にやってみると、レバレッジが高い事に特に注意を払って安全な運用を心がければ、充分な知識がなく株をやるよりはずっと安全だという印象です。

株の場合は低位株などにうっかり手を出すと株価が半分以下になったり、倒産して紙くず同然になる可能性も低くないのですが、少なくとも外貨を取引するFXではそれはまず有り得ません。
ただ、高レバレッジな為、充分な証拠金を用意せずに取引すると証拠金を一日で使い切ってしまい全額消える可能性はあります。
個人的には、ドル円であれば5円以上の動きに耐えられる金額の数倍を用意して、予想と反対に動いても慌てずに静観、または買い増しが出来る状況にしておくべきだろうと思います(デイトレ以外の場合)。

デイトレの場合は、少ない証拠金でも可能ですが、やはり何枚か枚数を買える資金力がなければ儲けるのは難しいでしょう。
また、デイトレの損切りのタイミングは、予想と反対に動いたら即座に行うべきです。
下手に耐えてしまうと、ある瞬間に大きく動いてしまい大きな損失に繋がります。
チマチマ少しずつ抜いて稼いでも、これでは意味がありません。

では、デイトレと短期、中長期、どれがオススメかというと、個人的には短期(スイングトレード)が良いのではないかと思います。
デイトレは、次の瞬間どちらにでも動く可能性があり予想の難易度はかなり高い印象です。
スイングの場合、数ヶ月あるいは数年の値動きを見れば、ある程度の予想は出来ますから、マクロ的な材料なども考えつつ入れば勝率は高く出来るでしょう。

最後に、実際にFXの取引を行う業者について。
大きく分ければFX専業と、銀行、証券会社などの非専業があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

FX専業のメリットは、大抵は手数料やスプレッド等が安く設定してあり、ツールも使いやすく取引がし易い事です。
そうなると銀行、証券会社のFXを使う意味は無いような感じがしますが、これらを使う最大のメリットは資金移動のし易さです。

FX専業の場合は銀行等から資金を移動させる手間が大きく、少ない資金を効率的に活用するには不向きなのですが、証券会社等のFXの場合は株式用の口座から即座にFX口座に資金を移せる等、効率の良い運用が可能です。
ただ、専業の業者よりは手数料が高めな事が多く、またツールも使いにくかったりするので、目的に応じて使い分けたり、併用するのが一番良いのではないでしょうか。

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