Windows10 の PC が勝手にスリープから復帰してしまう現象を解消する(かもしれない)設定方法をご紹介します。
はじめに
原因になっている可能性が高い設定項目は三つあります。
順に変更方法を説明しますが、簡潔にするため設定の意味等は省いています。解らない場合は別途 Google 等で検索してみてください。
なお、Windows 8 や 7、それ以前のバージョンでも同様の設定が可能ですが、設定のある場所や項目名が異なる場合がありますのでご注意ください。
何れの設定も、間違って他の箇所を変更しないように慎重に行ってください。
設定の開き方
各項目をコントロールパネルから設定する際、メニューを辿らなくても下記の何れかの方法でも開くことができます。
- スタートメニューを開いて直接、設定項目名を入力して検索する。「電源オプション」「デバイスマネージャ」など。
- エクスプローラを開き、アドレス欄に「コントロール パネル\ハードウェアとサウンド」などのパスを貼り付ける。
1. 電源設定
「コントロール パネル\ハードウェアとサウンド\電源オプション」から
現在選択中のプランの「プラン設定の変更」> 「詳細な電源設定の変更」>
「スリープ>スリープ解除タイマーの許可」(他の表記の場合あり) を無効に。
2. 自動メンテナンス
「コントロール パネル\システムとセキュリティ\セキュリティとメンテナンス\自動メンテナンス」から
「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックを外す。
3. デバイスマネージャ
「コントロール パネル\ハードウェアとサウンド」から、デバイスとプリンターの「デバイスマネージャ」を選択。
デバイスマネージャが開いたら、「ネットワークアダプター」「キーボード」「マウス」それぞれの中にある使用中のデバイスに対して下記のような設定を行う。
キーボードの設定例
「キーボード」の中の「HIDキーボードデバイス」など接続しているキーボードデバイスを開く。
「電源の管理」タブの「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外す。
※ネットワークアダプターは「Realtek PCIe GBE…」など、マウスは「Logicool…」などで、使っている機器により異なります。
但しキーボードやマウスの設定を変更すると勿論、それぞれからのスリープ復帰が出来なくなるので、不具合改善の最終手段としてください。
ネットワークアダプターは設定しても通常は困らないはずです。他のデバイスよりも原因である可能性が高いので、まずはこれのみ試してみることをお薦めします。
改善しない時は
これらで問題が解決すれば良いのですが、周辺機器の影響や、他の原因の場合もあるようです。
全て試して再起動しても改善しない場合は、下記サイトが参考になります。
Windows10が夜中に勝手にスリープ復帰する場合の解決法
Media CenterやWindows Update関連でのスリープ解除の対処方法(中上級者向け)。
mouse computer FAQ - アーカイブページ
勝手にスリープから復帰する現象について(Windows7)。画像入りで詳しく解説されています。