SSD の書き込み特性
SSD は書き込まれたセルをブロック単位で消去してから、(ブロックより小さい)ページ単位で再書き込みを行う。
書き換えが可能な回数には限界があり、最大回数はセル毎のビット数や微細化の度合いなどにより大きく違う。
最大消去・書き換え回数
SLC, MLC, TLC と、ビット数の増加の度に概ね 1/10 程度に低下 (全て平面型の場合)。
一般に SLC は 10万回、TLC は 1000回程度と言われている。
3D TLC は 3000回程度と言われている。
3D NAND は、従来平面的に配置されていたセルを立体構造にすることにより、単位面積あたりの容量が大きく向上しており、同世代なら平面型より書き換え可能回数が増加する傾向にあるようだ。
製品の耐久性
既に一般向け製品はほとんどが 3D TLC か TLC になっており、3D QLC も登場している。そのような製品レベルではコントローラの違いや (DRAM や SLC を用いた) キャッシュの有無も重要で、それらによる消去・書き込み最適化の度合いが消去回数に大きく影響する。
安価な SSD にはキャッシュ非搭載の製品があり、パフォーマンスや耐久性に良くない影響があるものと思われる。
参考サイト
ソリッドステートドライブ - Wikipedia
NAND型フラッシュメモリ - Wikipedia
3D NANDフラッシュとは | Tintri