Intel 製ディスプレイドライバの問題などで、一部の環境には配信されないままになっていたバージョン 1809 へのアップデートが、ようやくほぼ全ての環境で利用可能になりました。
配信停止は 3月15日頃から解除され、筆者も Windows Update から確認することで無事アップデートできました。
そこで、Windows 10 October 2018 Update と呼ばれるこの大型アップデートの特徴をいくつかおさらいしておきます。
アップデート時
- ストレージの必要空き容量は、アップデート時の作業領域も含めて 30GB 程度。なお、必要空き容量は非公表。
- アップデート完了までには結構時間がかかる。(1~2時間程度)
- アップデート後 10日以内なら、設定の「回復」から前のバージョンに戻すこともできる。
新機能と変更点
- 「Snipping Tool」が非推奨になり、代わりに「画面領域切り取り」が追加された。詳しくは後述。
- エクスプローラにもダークモードが有効になった。
- 色の設定で、規定のアプリモードを黒にして有効化。
- デバイス間でのクリップボード共有が可能に。
- Unicode 11 の絵文字が使用可能。
- スマホ同期アプリが追加された (が、あまり便利ではないらしい)。
- 一部の Windows アプリの設定が部分的に初期化される。
- エクスプローラ、タスクマネージャなど。
- 半期毎の大型アップデートでは毎回こうなる。
- 一部関連付けの強制変更。(JPEG → フォトアプリなど)
- 元に戻すには、右クリックの「プログラムから開く → 別のプログラムを選択」で任意のアプリを選択し「常にこのアプリを使って … ファイルを開く」をチェックして OK を押す。
画面領域切り取り機能
右下のアクションセンターに「画面領域切り取り」が追加され、ここから画面を簡単にキャプチャできる。
- キャプチャ直後に表示される通知をクリックすると、ストアアプリ「切り取り領域とスケッチ」が起動してペン書き込みやファイル保存、共有ができる。
- キャプチャ及びファイルからの編集は可能だが、クリップボードからの貼り付けはできない。
- クリップボードにコピーすることは可能。
- 機能的にはウィンドウ単位のキャプチャが無い等、今の所まだ Snipping Tool のほうが高機能。