Windows 10 をダークモードにすると、タスクバーやスタートメニュー、エクスプローラーなどにダークテーマが適用され、ぐっと引き締まったクールな UI になります。
設定方法は下記の通りです。
ダークモードの設定方法
次の何れかの方法で「個人用設定」ウィンドウを開く。
- デスクトップを右クリック > 個人用設定
- スタートの ⚙ (歯車) 等から「Windowsの設定」を開く > 個人用設定
「色」タブを選択。
「色を選択する」の項目を「黒」にする。
旧バージョンでの設定方法
Windows 10 の以前のバージョンでは「個人用設定」から次のように選択します。
- 「色」タブを選択。
- 一番下の辺りまでスクロールする。
- 「規定のアプリモードを選択します」を「黒」にする。
ダークモードの利点
ダークモード(ダークテーマ)は見た目のカッコ良さ以外にも、なにか利点があるのでしょうか。よく話題になる点について考えてみましょう。
消費電力の低減
有機ELディスプレイでは大幅な消費電力の低減が期待できます。
有機ELは液晶と違ってバックライトが無く、画素自体が発光している為で、ダークモードによって明るい画素が減ることで確実に消費電力が下がります。
液晶ディスプレイでは一般に、省電力効果は無いと言われることも多いのですが、実はそうではありません。液晶は、その表示方式によって消費電力が少し低減されたり、逆に増加したりします。
デスクトップ PC などに幅広く採用されている IPS 型や VA 型の液晶は、ダークモードによって少し省電力になります。ディスプレイ消費電力に対する影響度はおそらく最大でも1割程度ですが、長期的に見れば効果があると言えるでしょう。
これらとは逆に、ノートパソコンやゲーミングモニターに採用されることが多い TN 型の液晶では、ダークモードによって少し消費電力が増加します。そう大きな差ではありませんが、バッテリー駆動で残量が少ないときは注意したほうが良いかもしれません。
暗所での目の疲れの軽減
夜間などの周囲が暗い環境では、明るい画面よりも目の疲れを軽減できます。
対して昼間の明るい部屋では、画面も明るいほうが良いと言われています。
しかしより重要なのは見やすさです。各種調整によって文字と背景色のコントラストを充分に確保することや、画面の反射を抑えることを重視しましょう。その上で、特に疲れを感じないのであればダークモードのままでも問題ないでしょう。