チャットAIは役立たず?工夫次第で高い実用性 (ChatGPT)

2023/03/25

#インターネット #コラム AIチャット ChatGPT

ほとんどあらゆる事柄について、会話で回答が得られる「チャットAI」が2022年末頃から急速に進化し、大きな話題になっています。
2023年3月現在の代表的なチャットAIは、「ChatGPT」のほか「新しいBing」や「Perplexity AI」などです。

「AIチャットボット」とも呼ばれるこの技術では、機械学習の一種であるディープラーニングを応用しており、人々が想像する機械的な応答というレベルを明らかに超えた、本物の思考能力を獲得しているのではないかと思えるほどの自然な文章による応答が可能になっています。

また、AIに文章で指示をするだけでプログラミングしてもらう事が、既に実用的なレベルで可能になっています。

チャットAI技術は今後も進化していくのは間違いありませんが、現時点でも応用できる範囲は非常に広く、とてつもなく大きな可能性を持っていると言えるでしょう。

この記事では、チャットAIを実際に使ってみて感じたこと、応用の可能性について考えてみます。

チャットAIへの誤解

チャットAIはここ数年で急速に進歩した新しい技術であるが故に、利用者だけでなく報道関係者や、比較的専門家に近いような立場の人々にすら充分に理解されておらず、多くの誤解を生んでいるような気がしています。

よく批判的な立場から言われるのは、例えば次のようなことです。

「チャットAIは嘘を平然と本当のように語る。全く逆のことを言うこともある。口調は流暢だが、それだけで、全く使い物にならない。」

この指摘の前半の部分は、事実です。
チャットAIは間違った資料に基づいた間違った知識を、本当の知識と区別することが、現時点ではできていません。
AIは調べて得た知識を事実という前提で語る為、嘘であっても全て本当のように自信を持って発言します。
口調が流暢なため、なおさらその「自信満々」の嘘は、印象を悪くしているようです。

しかし、だからといって「使い物にならない」と結論付けるのは早計です。

チャットAIはもちろん正しい回答をすることもあります。さらに、こちらが期待した以上の回答をすることすらあるのです。
しかも、人間が自分で調べるよりずっと早く、労力を費やすことなくです。

この素晴らしい特性は、そこに嘘が含まれていても、活かすことができます。
ただ、それには我々、使う側の人間による工夫が必要なのです。

人間でも間違いはある

ここで、「では人間による回答はどうか?」という点を考えてみましょう。

何かを誰か(人間)に質問したとき、その回答はどんなものになるでしょうか。
相手がその質問の内容について詳しい人であれば、ほとんど的確な答えが得られるでしょう。
逆に、あまり詳しくない人が頑張って答えてくれたら、正しくない情報も多く含まれているかもしれません。

そうして得られた回答が、的確な回答でなければ、まったく役に立たないでしょうか?

そんなことはないだろうと思います。
例えば、そういう意見もあるかもしれない、そういう捉え方もできるのか、こういう質問の仕方は良くなかったかもしれない等、いくつかの知見や改善点を見出すことができるでしょう。

また、詳しい人が丁寧に回答してくれても、間違いが含まれていることもあるでしょう。
どんなに詳しい人に聞いても、100%正しい答えが返ってくるとは言い切れません。

実用的な質問方法

人間同士の会話と同じように、チャットAIに質問する場合にも工夫が必要です。
チャットAIは、完全無欠のスーパーロボットではないのです。

実用の具体的な方法を、次の記事で解説します。


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