メモリリークを「サインアウト」で軽減する (Windows)

2021/09/03

#Windows10 エクスプローラー トラブル解決法

一台の Windows PC を複数ユーザで利用しない限りは必要ないユーザの「サインアウト」機能ですが、この「サインアウト」は短時間でメモリリークを軽減する手段としても有用です。

メモリリークとは

Windows をシャットダウンせずに使い続けると、時間の経過とともにメモリの空き容量が減り、アプリを全て終了しても起動直後の空き容量に戻らなくなることがあります。
これは多くの場合、Windows のシステムを構成するソフトウェアの一部が正常にメモリを開放せず、徐々にメモリを占拠してしまう為です。
このようなメモリ解放の不備(バグ)は一般に、メモリリークと呼ばれています。

サインアウトでメモリリークを軽減できる

現在利用中のユーザが Windows からサインアウトすると、そのユーザに関連して起動した様々なアプリやサービスが終了します。
そのとき終了するアプリやサービスには、頻繁にメモリリークを起こすエクスプローラーや ctfmon.exe (テキスト入力関連のサービス) も含まれる為、ある程度のメモリリーク解消が期待できます。

サインアウトの手順は次の通りです (Windows 10 の場合)。

  1. スタートメニュー左側のユーザのアイコンをクリックし、「サインアウト」を選ぶ。
    • 参考: Windows からサインアウトする ― Microsoft
    • 他にも、スタートボタンを右クリックして「シャットダウンまたはサインアウト」から選択する方法や、デスクトップをクリックしてから Alt+F4 を押すと表示される「Windows のシャットダウン」から「サインアウト」を選択する方法もある (慣れるとこちらが便利)。
  2. サインインを促す画面に戻るので、パスワードを入力する等して再度サインインする。
Windowsのシャットダウン(サインアウト)
Windowsのシャットダウン(サインアウト)

もちろん、再起動すればより根本的にメモリリークを解消できるのですが、サインアウトは比較的短い時間で行えます。古い PC などで再起動に時間がかかる場合に便利な方法です。

参考

サイト内を検索

自己紹介

自分の写真
スマートフォン(Android)、IT、PC、プログラミング等の役立つ(かもしれない)情報や気になる話題を書いています。

QooQ