povo2.0 に楽天モバイルから MNP で転入する手順 (eSIM)

2022/05/14

#スマホ eSIM MNP povo2.0 格安SIM

楽天モバイルから povo2.0 に、MNP で電話番号を維持したまま乗り換える手順をご紹介します。
新番号を取得する場合でもほぼ同様の手順ですので、よろしければお読みください。

移行は全てオンラインで行える

2022年4月、土曜日のお昼に申し込んでみました。
SIM タイプが eSIM の場合は、楽天モバイルへの MNP 転出申請から povo2.0 の契約に至るまで、全てがオンラインで完結します。
手続きと設定がスムーズに進めば 1時間以内で開通できます。

以下、Android の eSIM 端末での、実際の移行例です。

契約に必要なもの

  • povo2.0 で使うためのスマホ (eSIM または SIMカード対応)
  • 身分証明書 (運転免許証/マイナンバーカードなど)
  • 料金の支払いに使うクレジットカード

デビットカードについては、公式の記載では非対応となっています。
従って推奨はできませんが、実際には使えるデビットカードもあります。
今回は楽天銀行の JCBデビットカードで試してみましたが、問題なく契約できました。

基本的な契約手順について

基本的な手順については、公式サイトに記載されています。

ただし、細部については改良途中のためか多少相違もあるようでしたので、実際に行った手順を下記で簡単にご紹介します。

MNP予約番号の取得 (楽天モバイル)

既存の電話番号を維持したまま povo2.0 に変更する場合は、転出元で MNP 予約番号を取得する必要があります。
既存の番号を流用せず、新規番号を取得する形で povo2.0 の契約をする場合は、この作業は必要ありません。

楽天モバイル (Rakuten UN-LIMIT VI/VII) からの MNP 転出は、楽天モバイルのアプリ (my楽天モバイル) または Web の「契約プラン」下部から申し込みます。

  • 「契約プラン」タブ下部の「各種手続き>その他のお手続き」から手続きへ進む
  • 「他社へのお乗り換え (MNP)」を選択
  • 転出理由のアンケートに回答

以上の簡単な手順で、即時 MNP 予約番号が発行されます。

povo2.0アプリをインストール

Playストアから「povo2.0アプリ」をインストールします。
アプリを起動し、申し込みボタンを押します。

ユーザ登録

メールアドレスを入力してユーザ登録を行います。
メールアドレスは Gmail などの一般的なメールサービスで大丈夫です。

プラン内容を確認、重要事項などに同意して「この内容で申し込む」を押します。

支払い情報および本人確認

支払い用のクレジットカード情報を入力します。

続いて、LIQUID eKYC (電子本人認証) で本人確認します。
指示に従い、身分証明書と本人の写真をスマホのカメラで撮影します。

アプリに戻ってログインし、住所などを確認・入力します。

その後、本人確認の完了を待ちますが、問題がなければほんの数分で完了します。
MNP 転出元への照会もほぼ同時に完了します。
本人確認と MNP 照会の進行状況は、povoアプリで随時確認できます。

全て完了したらトップに戻るか、povoアプリを終了して再起動、ログインします。

SIM の有効化

povoアプリで eSIM を発行し、povo2.0 の SIM を有効化します。
SIM の有効化が完了するとメールが届きます。

eSIM と APN の設定

povo用以外の端末があれば QRコードを表示して povo用の端末で読み取り、eSIM とモバイルネットワーク (携帯通信会社) の初期設定を行います。
povo用の端末だけの場合は、アプリに表示されるアクティベーションコードをコピペします。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

通話は公式の説明と違って設定不要で KDDI になっており、問題なく通話できました。
環境によっては設定が必要なのだろうと思います。

データ通信には APN (アクセスポイント名) の設定が必要でした。
とはいえ APN 設定も、数か所入力と確認をするだけで非常に簡単です。

APNの設定は「モバイルネットワーク>ネットワーク設定>詳細設定>アクセスポイント名」の右上「+」ボタンから行う (例は Android 9)。

再起動と動作確認

全て設定したら、念のためスマホを再起動して設定を反映させます。

発信テストを行い、通話できるか確認します。

最後に、ブラウザなどで問題なくモバイルデータ通信できるか確認します。
確認の際には Wi-Fi を切っておくのを忘れないようにしましょう。
なお、データ通信のトッピング購入がない状態でも 128kbps で通信できます。

povo2.0 利用開始!

利用を開始すると、povo2.0アプリでプランの利用状況を確認・管理できます。
トッピング購入のほか、プロモコードの適用、請求情報の確認もアプリで行えます。

申し込みと初期設定の感想

povo2.0 の eSIM での開通作業はそれほど難しくありませんでしたが、契約から開通に至るまでの情報が雑然としていて、アプリの操作も少し解りにくかったです。
総合的には、やはり eSIM で先行する楽天モバイルのほうが洗練されている印象でした。

もっとも、そのあたりは今後改善されていくでしょうし、povo2.0 のサービス自体は非常に満足度が高いです。

現状では例えば、APN 設定を以前行ったことがある方や、それが何なのか自分で調べて理解できる方を対象としている感じで、そういった方であれば難なく導入できると思います。
しかし全く通信の知識がない方には、やや難しいかもしれません。

今回は使ってませんが、オンラインサポートへの問い合わせは丁寧に対応してくれるようです。
但し店舗や電話でのサポートはありませんので、その点には注意しましょう。

povo2.0 で使える eSIM 対応端末は?

楽天モバイルのオリジナル端末だと、Rakuten Hand, Rakuten Mini, Rakuten BIG に対応しています。
その他、eSIM に対応した AQUOS wish, AQUOS sense6, Redmi Note 10T, OPPO A55s 5G, OPPO A73, Google Pixel 4~6 などが使えます。

povo2.0 の対応端末について詳しくは公式サイトでご確認ください。

SIM ロック解除について

楽天モバイルの端末は全て SIM フリーですので、手続き不要でそのまま流用できます。
また、au の端末は SIM ロックされていても解除不要です。

その他で 2021年10月以前に発売された機種では、SIMロックの解除が必要になる場合があります。

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