povo2.0 で使うスマホを変更するために、eSIM から eSIM への再発行を依頼してみました。
povo2.0アプリで再発行できなかった
2022年4月に、povo2.0アプリから SIM再発行が可能になったというニュースがあったのですが、2022年7月中旬現在はこの方法が使えなくなっています。
代わりに、従来の「povoサポートへのチャットによる問い合わせ」で eSIM 再発行を行います。
チャットによる eSIM 再発行
チャットを開始すると、お問い合わせ内容を選択するフォームが出てきます。
そこで、「04. 【利用中】各種手続き」→「e. eSIMの再発行・変更したい」の順で選び、確認事項のフォームを埋めて送信します。
この感じだと、全部自動応答ですぐ終わるのかな…と思ったのですが、しっかりオペレーターさんとのチャットが始まって何度か返信する必要があります。
チャットの途中で、本人と身分証明書の確認があります。ここも eKYC ではなく、写真を撮影してチャットにアップロードする方式です。
運転免許証を顔と一緒に撮影するなどしてチャットに貼り付けます。撮影の際に一旦カメラアプリなどを起動するとチャットが途切れてしまう場合があるので、先に撮影しておいたほうが良いかもしれません。
手続きはスムーズにいけば 10分程度で、撮影で手間取ると30分くらいかかりそうです。
再発行は即時ではない
チャット受付時間内に手続きを完了しても、eSIM 再発行は即時ではありません。
再発行が完了するとメールが届くとチャットで伝えられるのですが、この完了メールがなかなか届きません。
3時間後、下記タイトルの 3通のメールがまとめて届きました。
- SIM交換リクエストを受け付けました
- 【povo】SIM再発行のご案内
- 【povo】お問い合わせいただいた件の回答を更新しました(チケットID:—)
この間、全く連絡がなく不安になりますが、辛抱強く待ちましょう。
他の方々のレポートを見ると、再発行までは 1時間から半日程度かかっているようです。
再発行までの間は元の SIM が使える
再発行後に新しい eSIM を有効化するまでの間は、元の SIM がそのまま使えます。
ただし SIM の紛失申請をした場合は即時停止されますので、申請理由を間違えないようにしましょう。
eSIM の有効化
再発行完了後、povo2.0 の契約時と同じように eSIM 有効化の作業をユーザ側で行います。
新しい eSIM を有効化すると、以前の eSIM は無効化されます。
次に、アプリで表示した QRコードを読み込むなどして eSIM の設定をする必要があるため、無効化される eSIM 以外のネット回線で作業しましょう。
なお、eSIM の有効化は朝9時半から20時の間しか行えないようになっています。
つまり再発行完了メールが20時前後に来ると、朝まで待って有効化することになります(そうなりました)。
当日に済ませたい場合は、午前中からお昼ごろまでに申請したほうが良さそうです。
感想
本人確認があることは事前にわかっていたので、多少の面倒さは覚悟していたのですが想像以上でした。
同じく eSIM に対応している楽天モバイルだと eSIM の再発行手続きは非常に簡単で、即時再発行されるので、移行は 3分程度で完了します。対して povo2.0 の eSIM 再発行は手間がかかり、連絡も遅く、残念ながら雲泥の差があるというのが率直な感想です。
eSIM の使い勝手の良し悪しは再発行の利便性にかかっています。
povo2.0 自体は非常に良いサービスなだけに、なおさら eSIM 再発行のアナログ感が惜しい所です。今後の改善に期待しましょう。
