Windows をスリープする等して再起動無しで使い続けていると、利用可能メモリの減少と共に動作が重くなり、結局は再起動せざるを得なくなります。
今回は、これを解消する(かもしれない)方法をご紹介します。
重くなる原因のひとつはメモリリーク
まず、何がメモリを消費しているかタスクマネージャーで見てみると、エクスプローラー(explorer.exe)のプロセスが複数あり、多くのメモリを専有していました。
これは Windows 8 以前からある問題ですが、Windows 10 でも相変わらず同様です。
Windows のデスクトップ(シェル)の実体はエクスプローラーですから、重いと感じる主な原因としてこのエクスプローラーのメモリリークが考えられます。
もちろん、Windows を再起動すればメモリリークは解消するのですが、もっとお手軽に、エクスプローラーだけを再起動して対処してみます。
タスクマネージャーからエクスプローラーを 1つずつ再起動…でも良いのですが少々面倒なので、同様の動作をするバッチファイルを作っておくと楽です。
バッチファイルの作り方
エクスプローラー再起動用のバッチファイルの作り方は次の通りです。
- デスクトップ等の適当な場所にテキストファイルを作成。
- 右クリック>新規作成>テキストドキュメント で作成できる。
- そのファイルを開き、下記のように書いて保存。
@echo off
taskkill /f /im explorer.exe
start explorer.exe
保存したら、そのファイルを「エクスプローラーの再起動.bat」などにリネームします。
(拡張子も変更しなければならない為、エクスプローラーのメニューの「表示>ファイル名拡張子」にチェックを入れておく必要があります。)
使い方
作成したバッチファイルをダブルクリックして実行するだけで、全てのエクスプローラを閉じて再起動します。
実行時は、コピーや移動などのファイル操作中でないことを確認するのを忘れないようにしましょう。
対象OS など
Windows 10 のほか、Windows 8 や 7, Vista, XP(Pro) でも同様のテクニックが使えます。
連続稼働で重くなる原因は色々と考えられますが、有効な対処法の一つです。
また、サインアウトを応用してメモリリークを解消する方法も便利です。